こんにちは!今回は、パーキンソン病についてお話させていただきます。
パーキンソン病ってなに?
名前はよく聞くこともあるかと思いますが、実際どのような病気なのか?ということを知らない方も多いのではないでしょうか?
大脳の下にある中脳の黒質、ドパミン神経細胞が減少して起こると言われています。ドパミン神経が減ると、身体が動きにくくなり、ふるえが起こりやすくなります。減少する理由はわかっていませんが、現在はドパミン神経細胞の中にあるタンパク質が凝集して蓄積し、ドパミン神経細胞が減少すると考えられています。このタンパク質が増えないようにすることが治療開発の大きな目標となっています。
どんな症状があるの?
手足のふるえ(振戦)、動きが鈍くなる(無動、寡動)、筋肉がこわばる(筋固縮)、身体のバランスがとりにくくなる(姿勢反射障害)、を主な運動症状とする病気。
・振戦
手や足、頭などの体の一部が、安静時に震えることが多くあります。手はよく見える場所にあるので患者さん自身が気づきやすく、周囲の方から指摘を受けやすい傾向にあります。体の片側から現れ、徐々に反対側にも現れることが多いです。何jかしようとするときには震えが止まることが多いのが特徴です。
・無動、寡動
関節の動きが少なくなることで、動作全般がぎこちなくなったり、すり足になったりします。動作の遅れにより、日常生活の動作が難しくなります。振戦と同様に体の片側から現れる傾向にあります。以前と比べて、細かい指を使った動作がしにくい、一緒に歩いていると自分だけ遅れる、少しの段差でつまづくという変化があれば、年のせいと決めつけずに、かかりつけの医師にご相談することをお勧めします。
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