人工関節とは、主に金属やセラミック、ポリエチレンなどで出来ており、関節の痛みの原因となっている部分を取り除くため、痛みを取る効果が大きいのが特徴です。変形性膝関節症や関節リウマチなどの疾患により、悪くなった関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える事を、人工関節置換術といいます。
膝の関節での人工関節について
変形性膝関節症の痛みで手術を受ける方が多くおられます。膝関節は、大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)・膝蓋骨(しつがいこつ)の3つの部分で出来ています。人工関節は、なめらかな動きを再現できるように脛骨部の上面と膝蓋骨の表面はポリエチレンで出来ていて、これが軟骨の代わりになります。関節の障害の程度によって異なりますが、比較的軽い障害の場合は、表面だけを削って置き換えますが、破壊が進み、障害が著しい場合は、全体を置き換える場合もあります。
人工膝関節置換術は40年以上前から行われていて、件数は年間8万例以上にもなります。また、厚生労働省の公開データによれば、人工膝関節置換術を受けられる方の平均年齢は75歳と比較的高齢の方が手術を受けられている事が分かります。
全体を置き換える全置換術に対し、部分的に置き換える部分置換術という物もあります。適用の目安として、
①膝をしっかりのばすことができる
②O脚やX脚の程度が軽い
③関節リウマチではない
④膝の内側もしくは外側のみが痛い
⑤高度の肥満ではない
⑥膝の靭帯には異常がない
上記の適応を満たす方には部分置換術が適用され、小さな傷ぐちで済みますし、リハビリからの復帰も早いと言う事になります。
しかし、まれに合併症があります・・・
感染
手術の際に、患部に細菌が入り、感染を起こす事があります。手術には必ずつきまとうリスクで、完全にゼロにする事はできません。患部の腫れ、痛み、発熱といった症状が伴います。
血栓症・塞栓症
術中または術後に、血流が悪くなる事で血管内に血液の塊が出来る事があります。これを血栓症といいます。この血栓が剥がれ、肺や他の臓器に流れていって詰まってしまう事が塞栓症です。エコノミークラス症候群といわれるものも、塞栓症の一つです。症状としては、太もも、ふくらはぎ、膝裏、足首の腫れ、または痛みがあります。
人工関節のゆるみ・破損
術後の活動によって、人工関節がすり減り、ゆるみが出る事があります。過大な衝撃が加わった場合には破損することもあります。人工関節の擦り減りによって発生した細かい粉は、それを排除しようとする体の働きによって、周りの骨を溶かしてしまう事があります。この場合も人工関節のゆるみに繋がります。
堺市西区のてぃだ整体整骨院では、術後のリハビリはもちろん、トレーニングやストレッチ、手術したくないけど痛みをどうにかしてほしいなどの悩みにもお応えしていきます!
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