気温もグッと下がり、衣替えをしたりと、設備や施設の準備だけではなく、体と心の準備もしてみませんか?
身体のために日照時間が大切
日本だけでなく、アメリカやヨーロッパなどでも、冬の日照時間は劇的に減少します。会社に出る頃には外は暗く寒くなっている事が多いです。日の出のように徐々に明るくなって目覚め、暗くなる事で眠りにつく事が質の良い睡眠を取る事にも重要なポイントです。また、身体に自然光を浴びる事でビタミンが体内に生成されたりと、身体にとってはとても重要になってきますので、寒くなるからといって室内にこもったりせず、外に出る事が大切です。概日リズムという体内のリズムも乱れがちになりやすいので、積極的に外に出ていきましょう!
水分補給も需要です
冬の大気は、乾燥しています。暑い夏は汗もかくため大量に水分補給する方も多いですが、冬は水分補給が極端に減る方も多くおられます。しかし、大気が乾燥している冬もしっかりとした水分補給が必要となります。脱水症状となり、喉や鼻、お肌も乾燥して風邪をひきやすくなったり、痒みや湿疹などにもつながってしまいます。意識的に水分補給する事が大切です。また、空気中の乾燥を防ぐ加湿器も重要なポイントとなってきます。水分補給をするだけで、病気を防ぐ事ができると言われる程、冬の水分補給は欠かせないものとなっています。
冬場に注意すべき事
冬の運動は、血流を良くし、暖まる効果もあるのでとてもオススメです。しかし、室内と屋外の温度差により、血管が収縮し、交感神経も緊張してきます。すると、血圧も上昇し、心筋梗塞や脳卒中、ごく稀に動脈瘤の破裂などを招く危険性があります。また、筋肉も硬い状態となり、伸縮性が悪い状態になります。そのままの状態で運動を始めると、ケガに繋がる可能性も大きくなります。
その危険性を低下させる為に注意すべき事は3つあります。1つ目は、極端な温度差をなくす事です。防寒はもちろんですが、外に出る前に部屋のエアコンを切って、寒さに慣れてから外に出る事も必要です。2つ目はウォーミングアップ。手足をほぐすなどの軽い運動を行い、反動をつけないストレッチでゆっくり身体を伸ばす。硬い筋肉をほぐす効果があります。ほぐれてきたらラジオ体操などの動くストレッチをするとより効果的です!
冬になると、病気やケガが多くなるのはこのような事があるからなのです。
暖かい季節から冷える季節。『冷えは万病のもと』と言われるように、すべて縮んでしまい循環も悪化してきます。体も心も、冬が訪れる準備をし、元気な毎日を過ごしていきましょう!