お子様と遊んでいて、お子様が急に泣き出して腕を痛がるということはありませんか?
それは、「肘内障」という肘の脱臼かもしれません!大丈夫だと簡単に判断せず、症状を一つひとつ確認していきましょう!
肘内障とは?
幼児の肘関節の亜脱臼であり、肘を伸ばした状態で捻ったり、引っ張られたりする事で発生します。多くは5歳以下の幼児に見られ、肘の靭帯から肘の外側の骨が外れる事で起こります。完全に外れていないといっても、放っておいて治ることはほとんどなく、多くの場合は治療が必要になります。
どんな症状?
急に肘や腕を痛がり泣き出します。軽く肘が曲がった状態で、腕を全く使おうとしなくなるので、そこで骨折や脱臼を疑います。
どんな時に起こるの?
多くは、手を繋いで歩いていて、お子様が転びそうになったところを手を引っ張って立たせたり、両手を繋いでグルグル回して遊んでいた時など、お子様の手を引っ張る事で起こります。橋を伸ばしたままの転倒や、体に腕を挟んで捻ったりなどでも見られる事があります。
治療法は?
徒手整復を行います。麻酔を使わず比較的簡単に関節を整復する事が出来ます。骨が元の位置に戻ると、泣き止んですぐに腕を使うようになります。それでも使わなかったり、泣きやまない場合は、肘の骨折や鎖骨の骨折など、他の原因を疑います。
堺市西区のてぃだ整体整骨院で実際にあった症状と治療の実際を解説します。
4歳のお子様とお母さん、おばあちゃんが来院。急に泣き出して、腕を痛がって全く使おうとしない。
プールに行って、帰ろうと腕を引っ張った時に泣き出したという事でした。
その内容から肘内障と判断し、早速整復にうつりました。お子様は腕を触らせようとしないので、お母さんの協力を得て、動作の確認と痛みの確認を行いました。
触診から肘の外側に膨らみを感じたので、肘内障と判断し整復。関節が元に戻ったのを確認したところで、お子様本人に痛みの確認。まだ泣いている様子だったので、頑張ったご褒美に飴をあげました。痛がっていた方の手で取るように促すと、サッと手が出てきました。
これで整復完了の確認が出来たので、炎症を抑える為のアイシングと、シップを貼るなどの自宅で出来る処置を指導しました。心配ならレントゲン撮影などを行う事を伝え帰ってもらいました。
一度関節が抜けると靭帯が緩んでしまい抜けやすくなる事もあります。5歳以上になって靭帯が強くなっても強く引っ張る事はオススメしません。注意が必要になる事もあるので、施術後の経過と指導まで行う事が重要です!
もし、あなたの身の回りにそういう事が起こった時、慌てず状況を確認し、医療機関の担当者に伝える事が重要になります。
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