今回は、五十肩に実際なってしまった患者様がどのような経過をたどり、良くなっていったかについて堺市西区のてぃだ整体整骨院が解説します。
その夜もいつも通りの時間帯にその患者様は当院にご来院されました。仕事帰りに通われているそうですが、いつも痛みを我慢した鎮痛な面持ちです。
年齢は50代前半の男性で工場で手作業による仕事に従事してるそうです。忙しなく腕を動かすそうなのですが、現在その作業をするのが大変な痛みを伴うそうです!
疾患名は五十肩、50歳前後に生じる有痛性の肩関節疾患で拘縮を伴います。強い拘縮を有する場合は凍結肩という名称に変わり、外科的手術になることもあります。
圧痛は初期には烏口突起や結節間溝、腱板疎部などの前方にみられ、次第に後方に移動します。夜間痛もあり、起きてても寝てても痛いという難儀な症状を持ってます。
痛みの原因としては腋窩神経が拘縮によって圧迫されているのが大多数です。
病因としては多くの説があり、肩峰下滑液包炎、石灰沈着性肩峰下滑液包炎、癒着性関節包炎、烏口上腕靭帯と腱板疎部の障害などが挙げられています。
その他にも筋疲労による限局性疼痛性硬結や結合織炎あるいは頚椎病変からの影響、血流の関係などの関連性も報告されています。
症状としては50歳、60歳、40歳の順でなりやすく、両側性の発症は35%の患者にみられるそうです。「何年か前に右肩がなって今は左肩が上がりにくいねん」といった話はよく聞きます。
特に肩関節の外転と内外旋に強い疼痛と運動制限があり、回旋障害により結髪、結帯動作が難しくなり、拘縮が進むと全ての方向に運動制限がでます。疼痛は運動痛と夜間痛が特徴的で、昼間の安静時には疼痛が少ないために肩を動かさず拘縮を助長するという悪循環に陥ります。
だいたい半年から一年で治癒するとされますが拘縮を残す事もあるので注意が必要です。
治療法は超音波を使った介助自動運動の補助です。これは五十肩のリハビリテーションの一つで健側の手で患側の手首をつかみ挙上させる運動をしてもらい、同時に超音波で関節可動域の拡大を行います。
これは運動療法と温熱療法を同時に行い、局所の筋緊張の緩和や循環改善、関節可動域の拡大の増加を狙ったやり方です。
他に有効な運動療法としてコッドマン体操が有名です。体幹を前屈させて1~2キロの重りを手に持ち、上肢を前後左右に振り子状に動かしたり円を描くように動かして肩関節の可動域を拡大していきます。
温熱療法としては他にもホットパックを用いたりお灸なども当院では行います。お灸は後方四角腔、三角筋前、中、後部に据えていきます。後方四角腔とは肩甲骨外縁、肩関節下包、上腕骨外科頸と大円筋で囲まれた間隙のことで腋窩神経、橈骨神経上枝、後上腕回旋動脈が通過するため、この部の循環を促進するのは効果的だとされています。
超音波と介助自動運動が終わると手技療法を施します。それだけでなく、肩関節だけを施術する対症療法では根本的な身体の治療になっていないので全身の筋肉、関節にアプローチし交感神経優位となった身体を弛緩させていきます。そして最終的に肩関節、肩甲骨にアプローチし関節可動域の拡大を施していきました。
後日、患者様に尋ねると施術をした日は夜間痛が軽減されて寝つきがよかったとおっしゃってました。
すでに急性期は過ぎ肩関節の外転角度が運動療法を始めた当初より格段に上がってきてるので完治までそう遠くないとみています。
てぃだ整体整骨院では五十肩を治す確かな実績があります!同様の症状のある方やそうなんかな?っと思う方は是非、まずは相談だけでも大丈夫なのでお越しください!
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