女性の方は、特に冷え性が多く自覚している方もおられると思います。
もちろん冬になると身体が冷えやすいので「もしかして、冷え性なの!?」って思う方も多いのではないでしょうか?
ただ単に、手足が冷えてるから冷え性ではありません。
気温が低い所に居てればもちろん冷えますよね。
室内に居てるのになかなか手足が温まらなく慢性的に冷えているっていう方が冷え性の可能性大!!
・冷え性に関する5つの原因
①自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活などが原因で体温調節の指令を出す自律神経が上手く機能しなくなります。
②皮膚感覚の乱れ
きつめの下着や靴下などで身体を圧迫したりすると、血の流れが悪くなり皮膚感覚が麻痺する事があります。
③女性ホルモンの乱れ
ストレスが多かったり、更年期になったりすると女性ホルモンの分泌が乱れ、血流の流れを悪くします。
④筋肉量の減少
男性に比べ女性の筋肉量が少ない為、筋肉運動による発熱が少ない。また、女性だけに限らず男性でも運動不足だったりすると冷えやすいです。
⑤血液循環の悪さ
貧血、低血圧の方や血管系に疾患のある方は血流が滞りやすく冷えやすい。
・(末端冷え性)手足が冷えやすいのは?
身体の末端なので冷えやすいのはもちろんですが、身体の中心部分「内臓」を温めようと血流が集まるので手足が冷えやすいとも考えられています。
運動不足の人や、たばこの喫煙者に多くみられる閉塞性動脈硬化症(ASO)やレイノー病、バージャー病、全身性エリテマトーデス(SLE)なども冷え性に似た症状を起こしますので、軽く見てはいけませんね。
・冷え性対策とは?
多くの方は靴下を何枚も履いたりしますが、ほとんど意味がありません。
想像してもらいたいのが、水筒です。
水筒に水を入れても温かくならないように、靴下も同じで保温効果しかありません。
ただ、温かくなった足でしたら靴下を重ねて履くと保温効果はバツグン!!
では、足をどのようにしたら温かくなるのかというと、貧乏ゆすりなんです!
えっ!?と思うかもしれませんが貧乏ゆすりが一番簡単なのです。
なんかイライラしてるイメージが強く、貧乏ゆすりをしていると親から「止めなさい」と言われた方も多いのではないでしょうか?
貧乏ゆすりは足の筋肉の一つである腓腹筋を使います。
この腓腹筋は第二の心臓とも言われています。
心臓は全身に血液を送るポンプの役割があるのですが、全身に巡った血液を心臓に戻す機能はありません。要するに、送りっぱなしなのです。
特に下半身の足先まで血液が行くと心臓のポンプ作用も弱くなり血の巡りが弱くなってきます、その時に活躍するのが、腓腹筋なのです。
貧乏ゆすりをすることで、腓腹筋が収縮しポンプ作用が働き足先の滞った血液を心臓へ戻してくれます。
心臓のポンプ、腓腹筋のポンプで血液の循環を良くして冷え性から脱出しましょう!