汗をかく理由は体温の調節と関係しており 人間は常に36.5度前後で体温を保つよう出来ているため、身体を動かした時とか、 猛暑の夏などの時には汗を出して皮膚表面のから汗が蒸発する事によって体温をさげる事が 自動でおこなわれます。 汗で失われる成分の99%は水分ですが 残りの1%がミネラルでナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、カルシウムなどです。 ビタミン類では、ビタミンB1.ビタミンB2.ビタミンB3.ビタミンB6.ビタミンB12.ビタミンCなどです。 このビタミンとミネラルは身体にとって大事な物で発汗により失われてしまうと ミネラル・ビタミン類の欠乏症となり熱中症、夏バテ、体調不良、食欲不振、疲労、 皮膚炎、免疫力低下など引き起こします。 免疫力が低下すると夏風邪などのウイルスに感染しやすくなったり、口唇ヘルペスが 再発しやすくなったり、帯状疱疹になったりもします。 また、体内から排出されたナトリウムやカリウムなどは電解質が多く含まれているため 大量に汗をかけばかくほど身体の中の電解質が失われていきます。電解質が不足すると 筋肉の収縮運動に異常が生じてこむら返りがおこりやすくなるなど、熱中症に特徴的な 症状を引き起こすこととなります。 また、汗をかくことでカリウムも失われています。 カリウムは細胞内液に多く含まれており失われると細胞内液が脱水症状に細胞内脱水は 熱中症になってしまった際の回復に影響をあたえます。ナトリウムを排出する働きのある カリウムですが、汗をかいた時は実は意識して取りたい栄養素のひとつです。 夏場は気温も高く汗をかきやすいため、塩分・水分が汗とともに失われる事で消化液の分泌も 減り消化機能が低下します。そうするとどうしても、飲みやすい食べやすい冷たい甘い物で エネルギーを補給したくなり、糖質をエネルギーに変える際に必要なビタミンB群が 不足しやすくなります。夏バテをひきおこしやすくなります。 また暑さによる疲労やストレスを感じる事でビタミンCも消費され不足すると歯肉炎、貧血、 全身倦怠感、脱力、食欲不振なとの症状を引き起こします。 ビタミンを含む食材としては ビタミンB1 豚もも肉、玄米、枝豆、絹豆腐 ビタミンB2 豚レバー、ぶり、、牛乳、納豆、ほうれん草、かぼちゃ、にんじん ビタミンB6 鮭、鶏ささみ、鶏レバー、バナナ、さつま芋、玄米 ビタミンB12 さば、アジ、のり、鮭、しらす ビタミンC オレンジ、じゃがいも、かぼちゃ、わかめす ミネラルを多く含む食材 亜鉛 牛肉、牡蠣、豚レバー、糸引納豆 カルシウム 牛乳、チーズ、丸干しイワシ、ひじき、水菜 鉄分 レバー、しじみ、小松菜 カリウム バナナ、ほうれん草、里芋、さわら マグネシウム アーモンド、カシューナッツ、豆腐、ほうれん草 また、水分と電解質の補給に役立つ飲み物としてアクエリアスやポカリスエットがあります。 脱水症状にならないためにも電解質(イオン)補給する必要があります。 アクエリアスはクエン酸が含まれるので運動前後の水分補給に糖分が豊富なポカリスエットは 体調不良の時にオススメです。