・感じない電気とは?
電気なのに感じないって何?って思いますね。
感じない電気とはマイクロカレント(MCR)と呼ばれ、当院での電気刺激療法の一種になります。
そもそも人の身体の中には電気信号が流れており、人が身体を動かす際に脳からの電気信号によって身体を動かしています。
いつも身体を動かすときに電気が流れている感覚や電気の感じはしませんよね?
マイクロカレント(MCR)は人の身体の中にある微弱な電流と同レベルの電気刺激を身体に与えることにより、細胞のエネルギーの源となるATPが何倍にも増産されて細胞の活性化、細胞の修復につながるとされています。
他の電気治療と異なる点は、電気刺激をほとんど感じないほどの微弱電流なので、神経や筋肉を興奮させないところです。人の身体には細胞が傷ついた時に損傷電流という弱い電流を流して、傷ついた組織を修復させる働きがあります。マイクロカレント(MCR)はその損傷電流とよく似た弱い微弱電流を人工的に流すことで傷ついた組織の修復を早めとする治療です。
・感じない電気が感じる時はどうゆう時?
身体に流れている周波数と同じレベルの微弱電流流すことで神経を落ち着かせる効果があるのでビリビリ感じる電気だとそれ以上のレベルになってしまうので交感神経を刺激する為、落ち着かせるどころか興奮させてしまう可能性があります。
端的に言うと身体に力が入り、筋肉が緊張状態に時に感じやすいことがあります。
・どういったときに使用するの?
当院で使用する場面で多いのは、血圧の高い方、不眠の方、頭痛のある方に星状神経節という場所に使用します。
星状神経節とは頚の付け根にある交感神経が密集している神経の部位のことです。
背骨の左右を頭から腰方向に走行する交感神経とつながる膨らんだ部分なので、全身の色んな臓器に分布する交感神経の働きと関係しています。
星状神経節は頭部、顔面、頚部、肩、上肢に分布する交感神経の根本に相当しています。
交感神経は自律神経の一種でもともとは外敵から身を守る目的に筋肉を緊張させ血圧を上昇させる働きを持っています。
不眠や頭痛とは睡眠不足になることで、頭や頚、肩にかけての筋肉の緊張、血流の乱れ、神経の流れを引き起こします。
その流れを良くすることで不眠や頭痛が緩和されるので、肩や頚の神経の調整をする星状神経節にマイクロカレント(MCR)を流すことで神経を落ち着かせて、不眠や頭痛を改善していきます。
この他にも急性である痛みの出ている箇所にマイクロカレント(MCR)を流すことで痛みを軽減する為にも使用します。
次回のブログではめまいや頚に関する症状についてお話をさせて頂きます!
お楽しみください!