
【冬は乾燥の季節】肌荒れ・喉の不調・かゆみが悪化する理由と鍼灸でのケア
冬になると「肌がカサカサする」「喉が乾燥してイガイガする」「全身がかゆい」など、乾燥トラブルを訴える方が非常に増えます。
特に40〜70代の方は、年齢による保湿力の低下も重なり、乾燥症状が強く出やすい季節です。
実は冬の乾燥は、単に湿度が低いだけが原因ではありません。
「気温低下」「血流不足」「自律神経の乱れ」「皮膚バリアの弱まり」 が重なって、全身にさまざまな不調を引き起こします。
この記事では、冬に起こりやすい乾燥トラブルの原因と、整骨院・鍼灸院でできる改善方法、自宅で取り入れたいケアまでわかりやすく解説します。
■ 1. 冬に乾燥トラブルが増える理由
① 外気が乾燥し、肌や喉の水分が奪われる
冬の湿度は夏の半分以下。外気が乾燥すると…
- 肌の表面から水分が蒸発
- 喉の粘膜が乾燥し免疫力が低下
- 鼻の粘膜も弱りウイルスが侵入しやすくなる 特に気温が低いため、皮膚の皮脂分泌も少なくなり、乾燥しやすくなります。
② 暖房の使用でさらに乾燥
室内で暖房を使うと湿度がさらに下がり、乾燥は加速します。
- 肌のカサカサ
- 粉がふく
- 唇が割れる
- 喉がイガイガする
- 鼻がつまる・鼻血が出やすい
といった症状が起こりやすくなります。
③ 血流の低下で皮膚の代謝が落ちる
冬は血管がギュッと収縮し、全身の血流が低下します。
特に手足や皮膚の表面は血液が届きにくくなり、以下の状態に:
- 皮膚代謝が低下
- ターンオーバーが乱れる
- 乾燥・かゆみが悪化
- 冷えと乾燥がセットで起きる
血流不足は東洋医学でいう「気血の巡りが悪い」状態で、乾燥の重症化につながります。
④ 自律神経の乱れで皮膚バリア機能が低下
冬は日照時間が短くなることで、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、
✅皮膚バリア機能の低下
✅皮脂と汗の量が減少
✅かゆみ神経が過敏に
この結果、同じ乾燥でも「かゆみが強くなる」「肌荒れしやすい」といったトラブルが起こります。
■ 2. 冬に多い乾燥トラブルの症状
冬場に来院される患者様から特に多いのが次の症状です。
● 肌の乾燥・かゆみ
- すねが白く粉をふく
- かゆくて夜眠れない
- 肌がつっぱる
- 化粧のりが悪い
- 湯上りにかゆみが悪化する
● 喉の不調
- イガイガする
- 声が枯れる
- 朝起きると喉が乾いている
これは喉の粘膜が乾いて炎症を起こしやすくなっているサインです。
● 鼻の乾燥
- 鼻の奥がヒリヒリする
- 鼻血が出やすい
- 鼻づまり
鼻の粘膜が弱ると風邪やインフルにもかかりやすくなります。
● 乾燥からくる疲労感
身体の水分が奪われるため、疲労感や頭痛、めまいが強くなることも。
■ 3. 東洋医学から見た「乾燥」の考え方
東洋医学では、冬の乾燥は「燥邪(そうじゃ)」によるものとされます。
燥邪は
- 皮膚を乾かす
- 粘膜を傷つける
- 水分の巡りを悪くする
とされ、乾燥が強くなると「肺」が弱りやすいという特徴があります。
肺が弱ると起こる症状
- 咳
- 喉の乾燥
- 肌荒れ
- 免疫力低下
つまり、冬の乾燥は肌だけの問題ではなく、全身のバリア機能が下がる状態なのです。
■ 4. 整骨院・鍼灸院でできる乾燥ケア
① 鍼灸で自律神経と血流を整える
乾燥トラブルは、血流不足と自律神経の乱れが原因で悪化するため、鍼灸でのアプローチが非常に有効です。
乾燥に効果的なツボ:
- 合谷(ごうこく):皮膚のトラブル全般に
- 太白(たいはく):乾燥体質の改善
- 肺兪(はいゆ)・膈兪(かくゆ):呼吸器・免疫
- 足三里(あしさんり):代謝アップ
特に合谷や肺兪は、乾燥による肌荒れ・喉の不調に非常に相性が良いツボです。
② お灸で身体の巡りを改善
乾燥は冷えとセットで起きることが多いため、お灸の温熱刺激で全身の巡りを改善します。
- 皮膚の再生を促す
- 免疫力UP
- 冷え改善
- 自律神経が整う
冬の乾燥体質には「温めるケア」が効果的です。
③ 姿勢改善で呼吸を深める
呼吸が浅くなると肺が弱り、乾燥トラブルも悪化します。
整体で胸郭を開くことで
✅呼吸が入りやすくなる
✅酸素が全身に巡る
✅肺が本来の働きを取り戻す
冬の乾燥ケアに呼吸は欠かせません。
■ 5. 患者様が自宅でできる乾燥対策
✔ 加湿器の使用(湿度50〜60%が理想)
喉・鼻・皮膚のバリア機能が保てる湿度。
✔ 白湯や常温水でこまめに水分補給
身体の“内側の潤い”を保つ。
✔ お風呂は40℃以下に
熱すぎるお湯は皮脂を奪う。
✔ 入浴後の早めの保湿
タオルで軽く押すように拭き、3分以内に保湿。
✔ 首・手首・足首を冷やさない
冷え → 血流悪化 → 乾燥悪化 のループに。
✔ 喉の保湿(マスク・のど飴・ハチミツ)
喉の乾燥は風邪対策にも直結。
■ 6. まとめ:冬の乾燥は「肌だけの問題」ではない
冬の乾燥は
- 肌
- 喉
- 鼻
- 免疫
- 疲労
など、全身の不調につながる要注意な季節トラブルです。
乾燥の背景には
✅冷え
✅血流の悪さ
✅自律神経の乱れ
✅肺の弱り(東洋医学)
が隠れていることが多いため、早めのケアがとても大切。
鍼灸や整体は、乾燥トラブルの根本的な部分である 「巡り・バリア機能・自律神経」 を整えるのが得意です。
「肌が乾燥する」「喉がイガイガする」「全身がかゆい」
そんな冬の不調が気になる方は、一度ご相談ください。
体の内側から整えることで、乾燥に負けない身体づくりをサポートします。



















