人の体はほとんどが水でできています。性別や年齢で差はありますが、胎児では体重の約90パーセント、新生児では約75パーセント、子供では約70パーセント、成人では約60~65パーセント、老人では約50~55パーセントを水が占めているのです。
体の水分バランスが大事
血液中の水分が必要以上に血管の外にしみ出し、皮膚と皮下組織内に溜まる状態をむくみといいます。長時間立ち続けていた時などに起こる一時的なものと、心臓や腎臓、肝臓や甲状腺等の疾患が原因で起こるものがあります。日常的なむくみは、皮膚の上から指で押した時になかなか元に戻らない事で気づく事が多いです。
水分の循環が悪いと・・・
心臓から送り出された血液は全身を回って心臓にもどりますが、心臓から遠い位置にある足は重力の影響を受けて、血管から血液中の水分がしみ出しやすく、また血管内に水分が戻りにくくなっています。特に立ち仕事や飛行機の移動などで長時間同じ姿勢をしていると、足の血流が滞る為、むくみが起きやすくなります。
また、足の静脈の血液は、足を動かすことによって生まれる筋肉のポンプ作用でスムーズに心臓へ戻ります。しかし、女性は筋肉量がすくないために静脈の血流が悪くなりがちで、むくみが起きやすい傾向にあります。生理前や妊娠中、更年期にはホルモンバランスが変化するため、自律神経の乱れから血行が悪くなりやすいといわれています。
体内の水分のバランスが悪くなる原因とは?
水分や塩分を多く取り過ぎてしまうと、血管の中の水分が増えて、血管外にしみ出しやすくなります。また、アルコールを飲む事で血管の透過性が高まり、血管内の水分がしみ出しやすくなります。
逆に水分が不足していてもむくみを引き起こします。水分が不足すると静脈の血行が悪くなり、動脈から血液中にしみ出た水分w吸収できなくなる事があります。そのため、皮膚と皮下組織内に余分な水分が溜まり、むくみを引き起こすのです。また、ストレスなどにより自律神経が乱れると血行が悪くなり、むくみを引き起こします。
日常で出来るむくみの予防
体を動かしたり、おふろに浸かると血行が良くなり、むくみの予防に繋がります。適度な水分補給も重要です。取り過ぎや不足もむくみの原因となるので、こまめに水分補給をする事をお勧めします。塩分を控えることも大切です。
鍼灸で出来る水分調節
東洋医学では、脾、肺、腎、膀胱、三焦の働きを整える事で、むくみなどの水分の過不足を整える事が出来ます。主に背部や足にあるツボを使っての治療を行います。水分のバランスが崩れると、むくみだけでなく、鼻水や鼻づまりなどの症状も水分のバランスが崩れる事で起こる症状といわれています。アレルギー鼻炎や慢性鼻炎などの症状の改善にも効果的です。
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