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ロコモティブシンドロームについて

2019.01.09

堺市西区 整骨院 てぃだ整体整骨院が解説する ロコモティブシンドロームとは?

ロコモとは、「運動器症候群」といい、運動器の障害により要介護になるリスクの高い状態になる事をいいます。運動器の障害の原因には大きく分けて、「運動器自体の疾患」と「加齢による運動器機能不全」があります。

①運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)

たとえば、変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背・易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など、関節リウマチでは痛み、関節可動域制限、筋力低下、麻痺、骨折、などにより、バランス能力・体力・移動能力の低下をきたします。

②加齢による運動器機能不全

加齢により身体機能が衰えます。筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、深部感覚の低下、バランス能力低下などがあげられます。運動不足になると、これらの低下があいまって、運動機能の低下が起こり、転倒しやすくなります。

ロコモティブは、メタボや認知症と並び、健康寿命の短縮、ねたきりや要介護状態の3大要因の一つとなっています。

高齢の方は、これらの加齢や運動不足に伴う身体機能の低下や運動器疾患、易骨折性などの多様の要因があわさって、負の連鎖により、よりバランス能力・体力・移動能力の低下をきたし、日常生活動作(ADL)さえも自立して行う事が難しくなってしまいます。

エレベーターや車など、「立つ」「歩く」等の便利な社会において、人は足腰を使う機会が低下してきています。骨や関節・筋肉の衰えが出やすくなっているので、全世代の方にも注意が必要です。

予防や改善の為には、やはり運動習慣をつける事が運動器の健康の維持に繋がります。したがって、健康寿命の延伸も期待できます。健康寿命とは、介護を必要としないで自立した生活が出来る期間の事です。平均寿命よりも短いです。日本人の健康寿命は、世界第一位です。運動器は若いころから適度の運動する習慣を身につけて、大事に使い続ける事が重要です。なぜなら、筋肉・骨・軟骨や椎間板は運動や普段の生活で負荷をかける事で維持されるからです。しかし、過度な運動や肥満などの体重超過により負担をかけすぎるのも、怪我や故障の原因になります。また、痩せすぎると筋肉や骨は弱くなる事が知られています。適度な運動と、適度な食事生活で、肥満や痩せすぎにならない様にする事が大切です。

元気な毎日を過ごすためには、構造・栄養・精神の3つのバランスが整っている事が大切です。何がどの様に足りないのか、多すぎていないか、それを見極めて補う事でより元気な毎日を迎える事ができます。

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