夏から秋へと季節の変わり目でもあるこの季節・・・
一口に「冷え」といっても、その理由や原因は様々です。自分の冷えのタイプを知って対処していきましょう!
①朝、布団のなかでおなかに手を置く
起きぬけの布団に寝たままの状態で、脇の下に片方の手のひらを挟み込みます。脇の下から外したその手をおなかの上にじかに置いてみて下さい。脇の下より、おなかの方が冷たいと感じたら冷えています。起きぬけの布団の中に入った状態では、脇とおなかの温度は本来おなじであるべき。脇と比べておなかを触った時に冷たいと感じたら、それは内臓も冷えている証拠です。
②耳を折り曲げてふさぐ
場所や時間帯を問わず、自分で耳を折り曲げてみてください。痛みを感じたら冷えています。飛びあがるくらい異常な痛みを感じる人は、毛細血管まで血液が通っていない状態。つまり冷えている可能性大です。
③朝の寝相を確認する
朝起きた時に、昨晩寝ついた時と同じ場所に同じ姿勢で寝ているかどうかを確認してみましょう。同じ場所、同じ姿勢で寝ていたら冷えている可能性大です。人間は寝ながらいろいろな姿勢を取り、体のこりや疲れを取ろうとしています。体温によって布団が温められるので、その暑さから逃れるために寝る位置を変えながら眠ります。しかし、体が冷えていると、布団が温まりにくく、姿勢を変えたくて寝がえりをしても移動した場所の布団が冷たい為、また元の位置に戻ってしまうのです。
冷えの種類を分けてチェックしてみましょう!
○末端冷えタイプ
・手足が冷たく、しもやけになることもある
・手足が冷たくなかなか寝つけない
・体温は36度~36.5度前後ある
・どちらかというとやせている
・時々たちくらみがする
・冷房は苦手
・入浴はシャワーで済ませる事が多い
○下半身冷えタイプ
・ほてりを感じる事が多い
・顔や背中から汗が出る事がある
・便秘がち
・イライラしやすい
・すぐ冷房をつけたくなる
・上半身に比べて下半身が細い
・ニキビなどの肌荒れ、目の下のくまが目立つ
○内臓冷えタイプ
・下腹部をじかに手のひらで触ると冷たい
・疲れやすく、風邪をひきやすい
・皮膚がかゆい
・自覚症状は無いのに平熱が低い(35度台)
・冷房が好きで、冷たい飲み物を好んで飲む
・比較的薄着
・下痢と便秘を繰り返す
・膀胱炎にかかりやすい
・過去に過剰なダイエットをした経験がある
・入浴時、熱くて湯船に浸かっていられない
○全身冷えタイプ
・1年中寒いと感じる
・夜中にトイレに行きたくて目が覚めて熟睡できない
・疲れやすく、いつも体がだるい
・冷房が苦手で、暑くても冷たい飲み物は飲みたくない
・顔色が青白く、乾燥肌で髪の毛がパサつきがち
・ほっそりした体形で体力がないほう
・貧血、もしくは低血圧
・食欲不振ですぐ下痢をする
・運動は苦手で続かない
末端冷えタイプの方は、指先など末端部分に冷えを感じます。20~30代の女性に多く、体温は高めなので冷えの症状のなかでは最も軽度。湯船につかる、温かい食事を取るなど、冷やさない習慣を心がけていきましょう!
下半身冷えタイプの方は、下半身が冷えているのに上半身がほてる「冷えのぼせ」状態です。30半ば~更年期の女性に多く見られます。原因は主に下半身の筋肉量不足です。下半身を冷やさず、意識して体を動かす習慣づけをしていきましょう!
内臓冷えタイプの方は、冷えの自覚症状がないのに、おなかを触ると驚くほど冷たいです。内臓に血液が十分に届かず、機能が低下し胃腸のトラブルが多いです。まずは、食生活の見直しが大切。腹筋を鍛える事も効果的です。
全身冷えタイプの方は、手足も内蔵も冷え切っている最も深刻な冷え症状です。年中腹巻をする、温める食材を取る、体をうごかすなど、冷え対策のフルコースで長年蓄積した冷え体質の改善をしていきましょう!