昔からよく耳にする「小児鍼」ですが、実際はどういうものなのか?
堺市西区のてぃだ整体整骨院が実際の症状と治療について解説していきます!
まず、小児鍼(小児はり)とはどういうものなのでしょうか?
小児鍼に使われる鍼
一般的に使われている鍼は、鍼の先がきわめて細く、長さは多種多様ありますが、小児に使うとなると長すぎる場合も多いです。また、刺入し目的となる部分までの深さを求めると、小児には刺激が強すぎるので、このような鍼灸治療は致しません。小児鍼とは、基本的には刺さない鍼治療を行います。ローラー鍼や集毛鍼といった鍼ではなく突起のついた物で皮膚を刺激する事を行います。
小児鍼が行われる症状について
小児鍼を行う症状について大きく3つに分ける事ができます。
①かんのむし(疳の虫)
乳幼児期の夜驚症や夜泣き、引きつけ(けいれん)などの神経的な症状。夜驚症とは、一般的に聞かれる夜泣きとは違い、深い睡眠の途中で3歳~7歳くらいの幼児が泣き叫ぶ症状の事を言います。脳の一部だけが起きている状態なので、声をかけても反応はしませんし、翌朝聞いても本人は覚えていないケースがほとんどだと言います。心の状態と密接にかかわると推測されるので、リラックスや神経を鎮める効果のある小児鍼は効果的といえます。
②夜尿症
夜尿症の原因は、「子供の性格」や「保護者の育て方」の問題といわれる事がありますが、これは誤った考え方であるといえます。ホルモンや膀胱、睡眠障害、心理的ストレス、臓器異常などが原因として考えられています。
③小児の疾病治療
アトピーなどの皮膚疾患や下痢、便秘なども、自律神経が乱れる事で起きると考えられています。皮膚は「第三の脳」といわれ、脳内物質を受け取る受容体が存在し、様々な感覚をキャッチする神経が備わっていることもあります。
実際の治療経過について
1時間に1回以上夜泣きがあるというお子様が来られました。泣きすぎて喉は枯れて、声に力もないほどでした。お母さんが連れて来られたのですが、夜泣きがひどいことで夜も眠れず、お母さんも疲れ果てた顔をされていた事を今でも覚えています。治療内容としては、ローラー鍼を前腕、下肢、腹部、背部を接触鍼にて刺激すると言う物です。1回だけではなかなか効果を感じない事もあるので、継続しての治療をお勧めしています。最初は、されるのが怖いので、余計に泣かれる事もありますが、皮膚をさすったりする程度の刺激なので、慣れてくると寝てしまうお子様も多いです。3回ほど治療を続けていくと、泣く間隔が3時間に1回程度にまで減少する事になりました。お母さんも寝れるようになり、とても喜んでもらえました。
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