筋肉について 筋肉の分類 自分の意志で動かせるものを随意筋とよびます。骨格筋がその筋肉でいわゆるボディビルなどで見えている筋肉の事です。身体の中にある筋肉、内臓筋とか心臓などは自分の意志で動かせませんが、生きている限り自発的に動いています。不随意筋とよびます。 自分で身体を動かす。 筋肉を動かすと言うことは当たり前ですが大脳からの命令、自分の頭で考えて思って動かします。脳から脊髄神経、骨の中を通り中枢から末梢の神経を通り動かす筋肉に伝えられ筋肉が反応する。 身体を動かす筋肉、骨格筋はどうやって動かしているのだろう?それは骨と関係がある。骨はひとつの固まりではなく人間では206個の骨からなっています。骨と骨をつないでいるのは関節であり繊維性の束の靭帯であります。関節でつながっている骨同士を筋肉がブリッジの様に一方の骨ともう一方のがつながっているので筋肉が収縮すると骨を動かすことができる。そういう骨と筋肉と関節の構造がありその上で脳からの指令、自分の意志で動かす事ができる。 筋収縮の種類 筋肉は動いている、収縮している時だけが見ていて分かりやすいので使われていると考えがち、思いがちだけど他にも筋肉が使われていることがある。 ひとつの筋肉の使われ方を例としてあげます。 ダンベルを右手で握って持つ そしてダンベルを持っている右手の肘を曲げて90度ぐらいのところで止める、静止させるそのままの状態で保持する。 腕は動いていないがその状態を保持するのに筋肉が使われている。動いてはいないが筋肉の収縮が起こっている。 これを等尺性収縮と呼ぶ。 ダンベルを右手で持ち肘を曲げてダンベルを持ち上げる、腕が肘を曲げる事によって動いてる状態 筋肉は短縮しており見た目は力こぶができる これを筋肉が長さを変えながら使われている状態の収縮を 等張性収縮と呼び 筋肉が短縮しながら収縮する事を 求心性収縮と呼ぶ 今度はその持ち上げてたダンベルを降ろしてく、この場合は筋肉が伸びていく状態であり長さを変えていることから これも等張性収縮と呼び 筋肉が伸びながら収縮している事となり 遠心性収縮と呼ぶ。 筋肉の等張性収縮については、腕において曲げたとか伸ばしたとか動きがあるので、身体全体で考えても歩いたとか走ったとか運動したとかいろいろ動かして疲れたなと実感するのではないでしょうか? 一方 等尺性収縮の方は動きがない状態で使われているのでわかりにくいと思います。 小学生の時、運動会で綱引きをしましたよね、あれが分かりやすいと思います。ほとんど動いていない状態なのに物凄くしんどい、辛い、疲れる。 綱引きを今する事はもうないですが、でも小さい綱引きを職場や家庭で身体のあちらこちらでやっています。 長時間机に座っている。 座って両腕を前に出している。 ずっと立っている。 携帯やパソコン作業で猫背になっている。首を前に倒している。 身体の動きはほとんどないですが特定の筋肉を使っており疲れを生みます。 自覚症状が出て来た時はだいぶ筋肉が疲労しています。 横になったり睡眠をとることで筋肉は回復しますが 筋肉を使う量より横になったり睡眠で回復する量の方が少なければ筋肉の収縮する張力が減少し疲労を感じる。 疲労は蓄積される。活動量が減り無理をするとその他の器官にも影響を及ぼす事になる。