ストレートネックは治る
ストレートネックとは首の骨の並びで特有の形態を示している状態をいいます。
どういう状態かと言いますと首の骨は7個あり頚椎骨と呼ばれていますが正常な首の骨の並び方では
、7つの頚椎骨の並び方がくの字型に緩やかなカーブを呈しており首の上に乗っかっている頭(頭蓋骨)
を支えています。頭の重みをある一点だけで支えてしまって負担がかかることを避け頭の重みを身体
と頭のクッションの様な役割を首はしております。
同時に頭の全面に付いている目があっちこっち見回せれる様にまた頭を左右に回せたり頭を上下に
動かせたりできる様に首の骨が7個ありそれぞれが関節として連携してスムーズに自由に関節を動か
す事ができるためです。
首がその役割と機能が潤滑に行われるように緩やかにくの字にカーブしている正常な湾曲が首の
生理的湾曲といわれています。
もし脊髄が真っ直ぐな状態で棒の様な並びで首、背中、腰を支えていたとすればS字状の湾曲した
脊髄より衝撃を吸収する対応が10分の1に減ると言われておりその分身体のあっちこっちに負担が
かかりやすい状態と考えられます。
生き物が生まれて進歩して行く過程で自然に適合した結果こういう状態(脊椎の生理的湾曲)を
呈しており首だけ見ると緩やかなくの字の状態が理にかなっている姿勢であります。
生理的湾曲というのは首だけで行われているものではなく首の下の胸椎(背中の骨)腰椎(腰の骨)
でも行われており脊椎(首の骨、背中の骨、腰の骨)全体で行われておりそのカーブ全体は
緩やかなS字状になっており脊椎の生理的湾曲(S字カーブ)と言われています。
ではストレートネックとはどういう特有の形態なのでしょうかでしょう?
緩やかなカーブを呈している首の骨がさまざまな要因や原因によって1本の棒の様に骨の並びが
真っ直ぐになっている事をいいます。レントゲン写真で首と頭を横から撮ると
正常な首と真っ直ぐになっている首の差がわかりやすいです。また当院で検査するために首を
触診させてもらってもストレートネックかどうかは判断出来ます。
ストレートネックの症状
デスクワークやパソコン作業で座っている時、首や肩がすぐしんどくなってくる。
何もしていないのに肩が固まってくる
頭痛がする。吐き気がする。耳鳴りがある。ふらつく。
首が動かしずらい、後ろに振り返りずらい
顔を洗おうすると首が辛い あくびをした時首が張る
首の寝違いを良くする、夜寝ている時や朝起きた時首に痛みがある。
この様な症状はストレートネックで起こります。
ストレートネックの原因
パソコンやスマートフォンの長時間使用が主な原因だとかんがえられます。
ひと昔まえですと交通事故によるムチウチなどが良く聞かされていましたがここ10年くらいから
ストレートネックと言う言葉が頻繁に言われる様になったと思います。
一部の人しか使う事のなかったパソコンの普及、離れた人と簡単に話せると事が出来る携帯電話
、パソコンの中のインターネットが携帯電話の進歩によりスマートフォンと言う形で簡単に
手のひらの上で画面で自由に見る事が出来るようになった事などにより仕事や家庭、ショッピング
、調べもの、会話、ゲームなど多岐にわたり間違いなくパソコンやスマートフォン、携帯電話を
使う事が増えています。なくてはならない物になっています。
今現在、このご時世ではストレートネックになりやすい環境になっています。上にあげた症状が
ある場合はストレートネックまで症状が進んでいなくても起こりやすいです。そういう時は
全て身体が正常ではない状態ですので当院や整形外科に行って一度診てもらう事が望ましいです。
当院ではストレートネックを治療して治す事ができます。